トンネル物語・3

そんな状態でも通常業務(?)は滞りなくこなしておりました。
けれども頭の中では「今私がやっている事はしたくてしているのだろうか。
それともしなければならないと思い込んでいて、やっているのだろうか。
一体私は何がしたいのだろうか。」との思いがグルグル回っていました。

そのうち考えることに疲れ
「もういい。もう何もしたくない。何も考えたくない。」と強く思いました。
すると急に睡魔に襲われ、そのままソファで眠ってしまいました。

その時夢を見ました。

鬼(ナマハゲみたいな風貌でした。)がこちらにやってきます。
どこか遠く人里離れた所に住んでいて、機嫌を損ねようものなら災いを引き起こす
恐ろしい存在です。
鬼は私に向かって「お前が一緒にくるのなら、他の者には何もしない。」と言います。
私は「自分さえ我慢すればいいんだ。」と鬼と一緒に行くことにします。

ここで目が覚めました。


今になって思えば、この「自分さえ我慢すればいいんだ。」は、これまでの私のパターン
そのものでした。
「我慢」なので、「本意」ではありません。
だからいつもどこかで我慢していないように見える人を羨ましく思ったり、自分に我慢を
強いていると感じる人に対して恐れや不満を持ったり、またそんな風に思う自分を責めたり
していたのでしょう。
けれどもその時は、そこまで思い至りませんでした。


夜布団に入ると、また鬼がやってきました。
昼間と同じように「お前が一緒にくるのなら、他の者には何もしない。」と言います。
今度は「私が一緒に行ったら、本当にみんなには何もしないんですね?約束ですよ。」
と確認し、納得の上で一緒に行くことにしました。

ここで目が覚めました。

「何でまた鬼が出てきたんだろう。」と不思議に思いましたが、そう深く考えませんでした。

それから暫くの間、昼となく夜となく眠くなって横になると鬼がやってきました。
場面はいつも同じ。
鬼は「お前が一緒にくるのなら、他の者には何もしない。」と言います。

3度目。私は鬼に
「一緒に来て欲しいのなら、交換条件なんかつけたりしないで、ただ一緒に来て欲しいと
言えばいいじゃないですか。」と言いました。

4度目。
「ここでみんなと一緒に暮らしましょうよ。」

5度目
「嫌です。私は行きません。」

この時「あぁ、これでもうこの夢を見なくなる。」と思いました。
今までの我慢パターンを卒業して、本自分の本当の意志を伝えることができたと思ったからです。

けれども、また鬼はやってきました。

6度目。
鬼と向かい合います。
前回までは鬼が話し始めます。
けれども今回は鬼が何かを言う前に私のほうから「一緒に行きます。さぁ行きましょう。」
と言いました。

ここで目が覚めました。

その時以来鬼の夢は見ていません。

やっと受身ではなく「自分の意志で選択する。」ことができたのかもしれません。

その後これまでの過去(もしかしたらずっと前の人生だったかもしれない分も含めて)
を振り返り、選択をし直しました。

もちろん過去も現在も自分の選択の上に成り立っているのですけれど、無意識だったり
恐れや「これ以外選択しがない」と思って選択していたものもたくさんありました。
現在に至る道のりは同じであったとしても、「自分の意志で選択したんだ。」という意識を持って
選び直したかったのです。


そして


いつでもどんな時でも、何物にも囚われることなくまっさらな状態で選択が可能
であること。


その選択が本当に嫌なら、いつでもどんな時でも選択し直すことができる。
それをしないのは、できないからではなくて、したくない(その選択のままが良い)から。


この二つがようやく腑に落ちたように感じられました。


*今回で終わりまで書けるかと思いきや、残りは次回に。
 拙い文章をいつもお読み下さってありがとうございます<(_ _)>
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by setsuna-tsumugi | 2009-02-16 16:59 | エネルギー
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