2009年 01月 15日 ( 1 )

役割

今日は娘の話を。

昨日娘が学校から帰宅後、「お母さん、実は昨日(一昨日)顧問の先生から『高校生になったら責任者を再度Aさんにしようと思っているので、そのつもりでやって欲しい。』って言われたんだ。『あなたには損な役回りをさせるけど。』って。今日Aちゃんも顧問の先生に呼ばれて、そのこと聞いたって。」と話し出しました。

娘は中学二年生。中高一貫校に通い、バトン部に所属しています。
昨年の夏顧問の先生から、それまで学年責任者をやっていたAちゃんと代わるように言われ、以来娘なりに努めてきました。

(娘はそう目立つタイプではありません。先生はきっと娘の物事に真面目に取り組むところや、周りに配慮するところを見て選んだのだと感じます。高校生になると責任者=部長となり、リーダーシップやバトンの技量が必要になってくるのでしょう。その辺りのことも考えてAちゃんが適任だと判断されたのだと感じます。そしてお互いが更に成長できるよう、このタイミングでお話をされたのだと感じます。)

「先生から聞いたとき、どう感じたの?」と尋ねると
「『やっぱり私じゃぁダメなのかなぁ・・・』って悲しい気持ちになって落ち込んだのと、単純に『なんでっ!』ってオモシロクナイ感じがした。」
と返ってきました。

親のひいき目で見ても、娘は決してバトンが上手ではありません。
顧問の先生が責任者交代について部員みんなへ説明をした時にも
「バトンが上手なのと責任者を任せるということは別の話です。」と付け加えたくらいです。

娘も自分のバトンの技量は十分自覚しているので、休日は「みんなに迷惑をかけないように。責任者として恥ずかしくないように。」と、朝早くから近くの公園で自主練に励んできました。
もともとは「私はバトンも下手だし、みんなをまとめる力もないし、無理です。出来ません。」と泣いて断ったのを「大丈夫。先生もサポートするから。」と説得され、渋々引き受けた役割ではあったけれど、先輩からの指示(携帯メールで送られて来る事が多いようです。こんなところでも携帯が活用されているのですね。)の伝達や、学年内のトラブルの仲裁、相談を受けたり・・・と、何かあるごとに悩んだり涙したりしながら、責任者としての自覚や自信をつけてきたところだったので娘の気持ちもよく分かります。

ひとしきりプチプチ言った後、「きっとAちゃんも、あの時今の私と同じような気持ちだったんだろうなぁ・・・。」とポツリ。
Aちゃんは先生から交代を告げられた時、娘のいないところで泣いていたそうです。
小学校の時からバトンを習い、学年の中では一番上手。
明るくみんなの中心的存在で、みんなの話し合いで選ばれたAちゃんでした。
その時のAちゃんの気持ちも察するに余りあります。
そして今のAちゃんの、嬉しいけれどちょっぴり複雑な気持ちも。

「ねぇ、私って損な役なの?」と尋ねられたので「どう思う?」と尋ね返しました。
「・・・。損だと思うと、なんかもうやりたくなくなる。でも、損とか得とかって思わなければ、別にいいかなって。」

その時、野球の中継ぎピッチャーのことが頭に浮かびました。
野球については詳しくないので、もしかしたら違うのかもしれないけれど、私の中では
「先発の良いところはそのまま、悪いところはできるだけ修正(ex:点差を守る)し、最後のピッチャーが仕事をしやすい状態で引き渡す。」のイメージがあります。

その話をすると「ふ~ん。そう思うと頑張れるかも。」

「あと1年、どうしたい?」と尋ねると
「う~ん。どうせならもっとみんなで協力し合って、バトンも上手になって、後輩の面倒もちゃんと見れて、今よりいい状態にしたいな。」と答えました。

来月は発表会。
それが終わると5月の体育祭での発表に向けて新しい演目の練習が始まります。
演技は中・高単位で行うので、体育祭からは娘達が中学生全体をまとめていくことになります。

小さな体をめいっぱい使って演技をする娘を見るのが今から楽しみです♪
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by setsuna-tsumugi | 2009-01-15 17:39 | 日常